近鉄特急ひのとりプレミアムシート、レギュラーシート比較!座席や料金、車内設備など

大阪ー名古屋間の移動で一番早いのは新幹線で50分くらいですが、お値段が6000円くらいと高めです。

その点、近鉄特急の場合は最短でも2時間8分かかりますが、料金は4000円くらいで行けるのでお得なんです。

しかも、近鉄が2020年3年に新たに大阪ー名古屋間で運転を開始した特急「ひのとり」が乗り心地が素晴らしいコスパ最高特急ということでようやく乗ってきました!

大阪難波ー名古屋間をプレミアムシート、レギュラーシートと両方乗車したので座席シートの後心地などを比較しました!

近鉄特急ひのとり 料金

近鉄特急を利用するには乗車券と特急券が必要です。

さらに「ひのとり」の利用には、特別車両券(ひのとりレギュラー、ひのとりプレミアム)が必要になります。

乗車券(大阪難波―名古屋):2410円
特急料金:1930円
ひのとりレギュラー料金:200円
ひのとりプレミアム料金:900円

ひのとりレギュラーシートを利用した場合の料金は運賃2,410円+指定席2,130円=4,540円
ひのとりプレミアムシートを利用した場合の料金は運賃2,410円+指定席2,830円 =5,240円

従来の特急アーバンライナーのDX車両より380円高い設定です。

新大阪ー名古屋間を新幹線で移動する場合、
自由席であれば運賃3,410円+自由席2,530円=5,940円、「ひかり」指定席なら6,470円、「のぞみ」指定席なら6,680円です。

従来の近鉄特急が4,340円、デラックスシートで4,860円なのでやや高くなりましたが、新幹線の利用に比べるとまだまだお安いお値段です。

ちなみに所要時間は、新幹線「のぞみ」は約50分、近鉄特急「ひのとり」は2時間8分です。

近鉄特急ひのとり 予約

ひのとりの特急券は近鉄のインターネット予約・発売サービスを利用して、チケットレス特急券を購入しました。

インターネットなら発売日すぐに買えるので、好きな席を選ぶことができます。

チケットレス特急券なので、当日乗車の際は画面を用意しておけばいいだけなので、特急券を忘れる心配がないのもいいですね。

以前にチケットレス特急券を利用した時の車内検札の際は、スマートフォンのチケットレス特急券の画面を見せればOKでした。今回は車掌さんは車両に来られましたが、チケットの確認はありませんでした。

乗車券はチケットショップで株主乗車券を購入したので、2410円の乗車代金のところ1,300円くらいで購入できるのでお得です!

ひのとり プレミアムシート

いよいよ、ひのとりに乗車です!

まず驚いたのが、他の近鉄特急に比べ座席位置が高い!ホームに停車している窓の高さからしても、その座席位置の高さがわかります。

プレミアム車両は、先頭車両と最後尾の車両にあり、2人掛け席と1人掛け席が7列の座席配置になっています。

座席はこんな感じ。本革使用の見るからに高級感があるシート。座席の前後間隔は130cmあり、日本の鉄道座席で最大級です。

ヘッドレストは高さを変えることができ、さらに首を支えるように曲げることができます。読書灯も付いてます。

小さいテーブルとカップホルダー

反対側からは収納式の大型テーブル

前の座席の後ろには荷物フックが2個

もちろん座席ごとにコンセント付き

カーテンも自動で開け閉。電車でこんな設備初めて見ました!すごい( ゚Д゚)

背もたれ、レッグレストの角度調節、シートヒーターのオンオフは手元の操作パネルで行います。

シートの全機能はこちら。

今まで乗った電車でこんな豪華シートは初めて♪新幹線のグリーン車よりいい乗り心地だわ(*´ω`)

飛行機のビジネスクラスのフルフラットまでにはならないけど、シートを完全に倒すとこんな感じです。男の人でも十分足を伸ばしてくつろげる広さ。全座席で「バックシェル」という後部座席にはみ出さない装備がされているので、気がねなくリクライニングできます。

とにかくプレミアムシートの乗り心地は素晴らしいです。新幹線でグリーン車に乗ろうと思うと距離にもよりますが、4000円くらいかかるはず。

ひのとりだとレギュラーシートとの差額700円でこのシートに乗れるなら、十分の価値ありだと感じました。

ひのとり 先頭車両の眺め

ひのとりの一番前の車両の前方は完全にガラス張りになっていて、運転席が完全に丸見えで自分が運転しているような気分になれます。

運転席の窓も広くて眺めも素晴らしいので、テンションが上がります♪大人でも嬉しくなるので、電車好きなちびっ子にはもう最高だと思います。

終点名古屋駅は建物の中なのですが、名古屋駅に近づき高層ビルが近くに迫ってきて迫力満点。建物の中に入る直前の一枚です。

ひのとり レギュラーシート

レギュラーシートの座席シートは薄いグレーで落ち着いた雰囲気です。こちらは、1列に2-2の4列シート。

レギュラー車両の座席にも荷物をかけるフックが2つずつ付いています。

足元にはフットレストとドリンクホルダー、座席幅は116cmあり、新幹線N700系普通車(104cm)より広くグリーン車(116cm)と同じ広さなんです!どおりで圧迫感がなくゆったりしてます。

前のテーブルを出すとこんな感じです。結構、前に倒してからスライドさえることができる仕様になっています。これも新幹線グリーン車と同じですね。

ひじ掛けはちょっと小さめ。笑。半分に分けて、上げ下げできるようになってます。

もちろんレギュラー車両も全席にコンセント付きなので、スマホや携帯の充電も問題なし!

火の鳥最大の特徴のバックシェル座席。レギュラーシート、プレミアムシートの全席に採用されています。写真ではわかりにくいかもしれませんが、座席自体が後ろに倒れるのではなく、前にスライドする形で倒れるので、後ろの方に気兼ねなく倒せるのが嬉しいですね。

プレミアムシート レギュラーシート比較

ひのとりは、レギュラーシートでもこれまで乗ったことのある特急列車の中でも素晴らしい乗り心地なのは、間違いなしです!

ただプレミアムシートが素晴らしすぎました。笑

プラス700円であの素晴らしい設備の革張りシートに座れるならプレミアムシートのコスパは群を抜いています!

実際にひのとりでは、休日などはプレミアム車両が満席になっていて、レギュラー車両がガラガラということが多いです。新幹線でグリーン車が先に満席になっているとか考えられないですよね。

それくらい乗る価値ありのシートですので、もし空いていたら、先頭車両のプレミアムシートの予約をおすすめします。(プレミアムシートは先頭車両と最後尾車両の2車両あり、運転席からの眺めを楽しめるのは、先頭車両のみになります。)

ひのとり 車内

カフェスポット

ひのとりは車内販売はないので、飲み物や食べ物は持ち込むか、こちらのカフェスポットで購入になります。プレミアム車両に入る手前にカフェスポットがあります。

コーヒーは200円。お湯は無料で利用できます。

カフェスポット販売機のメニューはココア、SOYJOY、クリーム玄米ブラン、ひのとりグッズが販売されてました。

大型荷物用ロッカー

入口すぐのところに無料で利用できる大型荷物置き場としてロッカーがあるので、スーツケースを入れることができ座席に荷物を持っていかなくてよく便利でした。

普通の鍵で開け閉めするタイプと、ICOCAやPASMOなどのICカードで施錠するタイプの2種類あります。

ベンチスペース

車両と車両の間にベンチスペースがありました。2時間の電車旅でちょっと気分転換したいときにどうぞ。

私は利用していないのですが、無料Wi-Fiもあったみたいです。

車両には横揺れを低減するフルアクティブサスペンションを設置されて、乗り心地も改善されているとのこと。確かに揺れも全然気にならず、あっという間の2時間でした。

こんな素敵な特急列車なら、2時間で到着してしまうのがもったいなくもっと乗っていたい気分でした。

大阪ー名古屋間の移動の際、時間に余裕があるなら、「ひのとり」はぜひともおすすめです!

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