1カ月の旅もとうとう終わりに近づいてきました。
日本への帰国のフライトはフランクフルト発のANA便なので、最終日の前日からドイツのフランクフルトに滞在することにしました。
ドイツと言えば、ソーセージやビール、リンゴ酒( アップフェルヴァイン)などが有名ですが、私がドイツでどうしても食べたかったものは「バームクーヘン」
もともとバウムクーヘンが大好きでユーハイムで働きたいと思ったこともあるほど。笑
以前からドイツに行ったらどうしても「バームクーヘン」が食べたいと思っていて、今回ちょうど1日フランクフルトで時間があるので、フランクフルト滞在中に「バームクーヘンを食べること」に目標にしてみました。
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フランクフルトでバウムクーヘンがない!?
事前にフランクフルトで美味しいバームクーヘンのお店をインターネットで探してみたところ、意外にも全然お店が見当たらない(+_+)
調べれば調べるほどフランクフルトでバウムクーヘンを見つけるのが大変なことがわかってきました。
①ドイツでバームクーヘンは身近なお菓子ではない!
バームクーヘンはドイツでは限られたマイスター(職人)だけが作ることのできる特別なお菓子。街中のコンディトライ(ケーキ屋さん)においてあるような身近なお菓子ではないらしいのです。
むしろ日本の方がいたるところでバームクーヘンを手軽に買えるということがわかってきました。
ドイツ人にはバウムクーヘンを食べたことがない人も多いらしいとのこと!
②バームクーヘンはドイツの北の街の方が入手しやすい
バームクーヘンの発祥の街は、旧東ドイツに位置するザルツヴェーデルという街。ガイドブックにも載らない小さな町ですが、バームクーヘン好きにはたまらない街。
他にもバウムクーヘンで有名なクロイツカムもドイツの北部ドレスデンが発祥。第二次世界大戦後にミュンヘンを拠点として再スタートしていますが、フランクフルトに店舗はありません。
数年前から日本のデパートにも進出しているホレンディッシュ・カカオシュトューベはハノーファーで創業。こちらもドイツの北部。
ライジーファーもドイツ北部のオスナブリュックで創業し、現在はベルリンやミュンヘンでも買えますが、フランクフルトの市内には店舗が見つからず・・・。
まさかフランクフルトでこんなにバームクーヘン探しに苦労するとは思ってもいませんでした。
③バームクーヘンはクリスマスに食べるもの!
ドイツのバームクーヘンは日本のような日ごろに気軽に食べるお菓子ではなく、クリスマスやお祝いに送る高級菓子という感覚なのです。
12月のクリスマスシーズンなら可能性は高かったのかもしれませんが、7月の夏真っただ中にバウムクーヘンを探すということ自体無理なことなのかも・・・と少し不安がよぎります。
フランクフルトの街でバームクーヘンを食べられるカフェを探す!
事前に調べてもなかなかフランクフルト中央駅近辺で、バームクーヘンのお店が出てこないので、ホテルや街中で聞いてみる作戦にしました。
まずは宿泊しているホテルで聞いてみました。一人目のフロントの人には、「バウムクーヘン」がうまく通じません。
バウムクーヘンは、バウム「木」とクーヘン「ケーキ」を意味するドイツ語です。
「クーヘン」は通じたみたいで、ケーキの有名なお店は教えてもらえたけど、たぶんバウムクーヘンということはわかっていなさそうな嫌な予感。
とりあえず街の中心部のアップルストアの向かいに有名なコンディトライ(ケーキ屋さん)があるという情報を教えてもらうことができました。そのカフェはゲーテ通りの少し北にある「グローセ・ボッケンハイマー通り」にあります。
さらに「そのあたりに行くとクーヘンを食べらるカフェはいっぱいあるよ」と教えてくれたのですが、きっとバームクーヘンのことではなく、単なるケーキ屋さんのことを言ってそうな予感。
翌日の朝に別のフロントの人にはスマホでバームクーヘンの写真を見せて、「これを食べられるカフェを教えて!」と聞いてみました。
「あぁ、バウムクーヘンね」といった感じの返事をして、パソコンで何やらパチパチ探してくれて、ホテルからすぐのところのカフェで食べられるとの情報を教えてくれました。
「もう発見できた!?」と期待と不安を胸に、フロントの親切なお姉さんにお礼を言って、そのカフェにさっそく行ってみました。
フランクフルト中央駅からまっすぐのびる道には、フランクフルトやワインなどを立ち飲みできる出店が出ていて楽しそう♪
フロントのお姉さんが教えてくれたところには確かにカフェはあるけれど、バウムクーヘンがありそうな気配はいっさいありません。
「やっぱりダメだったか・・・そう簡単には見つからないよね」とガッカリしつつ、昨日の夜に聞いたアップルストアの向かいのケーキ屋さんに向かってみることにしました。
フランクフルトで人気のケーキ屋「L’Art Sucré GmbH」
アップルストア前は大きな通り(グローセ・ボッケンハイマー通り)で、オープンカフェやレストランなどいろいろなお店が並ぶにぎやかな通りです。
フランクフルト中央駅から行くとアップルストアの少し手前の左手にあるのが、「L’Art Sucré GmbH」お店の前にオープンカフェの座席が並んでいます。
店内に入るとかわいらしいケーキがショーケースにいっぱい!日本のデパ地下にありそうな高級ケーキの感じがします。
マカロンもありました。
店員のお姉さんに「バームクーヘン」を聞いてみたところ、こちらのお店はフランス菓子のお店でバームクーヘンは置いていないとのでした( ;∀;)
「ドイツのお菓子のお店はないですか?」と聞いてみたところ、店主っぽいお兄さんから「もうちょっと行ったところにある「Zarges」がドイツ菓子のお店だよ」との情報が!!
さっそく急ぎ足で向かってみます!
こちらが「Zarges」。こちらもお店の前はオープンカフェで気持ちよさそうです。
小さな店内ですが、店内にはいっぱいのチョコレートやクッキーなどのお菓子や紅茶などが並べられています。
ショーケースにはケーキ!先ほどのお店のケーキとは違って、確かにドイツっぽいケーキ!
フランクフルトにてようやくバームクーヘンを発見!
お店の人に「バウムクーヘンが食べたいのですが」というと、見せてくれたのがこちら。
確かにバウムクーヘンを発見!
チョコレートコーティングされたいろいろなサイズのバームクーヘンやコーティングなしのバウムクーヘンがありました!
「カフェで食べたいのですが、バームクーヘンのケーキはありますか?」と聞くとショーケースの中の、2つがバームクーヘンのケーキということがわかりました。
そのうちのひとつのケーキを注文して、外のカフェでいただくことに♪
バームクーヘンを薄切りにしたようなシンプルなものではありませんが、ケーキの中にバームクーヘンがゴロゴロ入ったケーキ。
念願のドイツで本場のバームクーヘンです( *´艸`)
上のチョコレートはしっかりした分厚さで、間にバタークリームのようなしっかりめのクリームとバムクーヘンがサンドされています。
日本のようなふわっとしたバウムクーヘンではなく、しっかりした生地のバームクーヘン。甘さはそれほど強くありません。
カプチーノと一緒に至福のひととき。
フランクフルトでバームクーヘンを買える唯一のお店だった
こちらのカフェを出てからも、カフェやコンディトライを見つける度にお店をのぞいたり店員さんに聞いたり、ダメもとでスターバックスに入ってみてバウムクーヘンを探してみました。
しかし、その後もバームクーヘンを置いているカフェやケーキ屋さんは一切ありませんでした。
スーパーでも聞いてみましたが、「クリスマス時期ならあるけど、今の時期はある時とない時があるから、今日は置いてないみたい」とおじさんが申し訳なさそうに教えてくれました。
ドイツならどこでも買えると思っていたバウムクーヘンですが、フランクフルトでは入手困難なものであることがわかりました。
日本の方がすぐに手に入ります。笑
でもやっぱりバームクーヘン発祥のドイツでバームクーヘンを食べたい!お土産にバームクーヘンを買いたい!という人は、ぜひ「Zarges」に行ってみてください!
お店の地図はこちら
オープンカフェもとても素敵なので、こちらでお茶するのもいいですし、お土産のバームクーヘンを買うのもおすすめです。
一番小さいチョコレート掛けのもので、4.5ユーロ、一番大きいチョコレートコーティングのものは15ユーロくらいでした。
チョコレートもミルク、ダーク、ホワイトチョコレート、あと何もコーティングのない普通のバームクーヘンなどいろいろな種類があったので、お土産にも最適です。
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